目と眼鏡のマメ知識集(1)

メガネの知識, 目の健康

今回は目と眼鏡のマメ知識をいくつか紹介していきます。

あなたの眼鏡は大丈夫? 意外に知らない眼鏡のチェック・ポイント

眼鏡はただ掛けているだけでは、効果は不十分です。
正しく調整された眼鏡を正しくかけてこそ、モノがはっきり見えて、疲れることもありません。
あなたの眼鏡は大丈夫ですか?

●メガネをかける時のチェック・ポイント

・フレームに適切な傾斜がついて、レンズが見る方向に向いていますか?
傾斜の角度は、遠くを見るメガネで12°、近くを見るメガネで15°くらいが適しています。
・目とレンズの距離は12mmになっていますか?
・目の中心とレンズの中心の位置は、一致していますか?
・見る時はレンズの中心で見ていますか?
累進多焦点レンズは、特にこれが重要です。

●正しく調整されていないと、こんな影響が…

・フレームの傾斜が適切でなかったり、レンズが見る方向に正しく向いていないと、映像がぼやけたり、ゆがんだり…。
・目とレンズの距離が12mmになっていないと、本当の度数よりも弱くなったり、強くなったりします。また、この距離で視野の広さも変化。レンズが1mm離れるとフレーム1サイズ分視野が狭くなり、近づくと広くなります。
・鼻メガネのように、ずり落ちた状態でメガネをかけると、レンズの中心で見ないので、ぼやけたり、ゆがんだり…。うまく見ようとして目を下に向けたり、両目を内側に向けたりして、目に余分な働きをさせるので、疲れの原因にもなります。

万能ではない多焦点レンズ。 使い分けてこそ、もっと便利、さらに快適に!

遠くから近くまで見える累進多焦点レンズは、ひとつのメガネで生活のほとんどがカバーでき、とても便利。ところが…。メガネに慣れたころ、「何だか、最近、本を読んでいると疲れてしまう。度数は合っているはずなのに…」という方がいます。遠近両用レンズで本を読むには、目線をいつも下に向けていなくてはならず、見やすい範囲も狭いのです。長時間読書をすると疲れてしまうのも、無理はありません。

どんなレンズにも、それぞれ、見えやすい所と見えにくい所があります。すべてをひとつのレンズですますのは、目にとっては大きな負担。見づらい所は別のメガネで補うのが、目にやさしい生活です。ライフスタイルに合わせて、メガネの使い分けをしてみませんか? 見やすいメガネが、生活をもっと快適にしてくれます。

オゾンホールが広がる時代。目にも紫外線対策を!

地球的規模で進む環境汚染やオゾン層の破壊。ふりそそぐ紫外線の量が増加し、体への悪影響が心配されています。大量の紫外線は、目にも大敵! 角膜や水晶体に害を与えます。スキー場や海岸で、直射日光や反射光に長い間さらされると、紫外線が角膜を傷めます。紫外線を大量に出す溶接バーナーなどでも、角膜や結膜に激しい炎症が起こります。

また、紫外線は白内障の原因になるともいわれています。こうなると、紫外線よけのメガネは、環境汚染時代の必需品! 有害な紫外線をほとんどカットするUV400レンズが登場しています。紫外線カットには透明なレンズや、いろいろな種類のレンズが販売されています。紫外線カットに強いと思われているサングラスに、ほとんどカット機能がないこともあるのでご注意を!

涙が出る、赤くなる…。目にもつらい花粉症について

最近、とみに増えてきた花粉症。とくに春先に多く、くしゃみ・鼻水などのほか、かゆみや涙目など、目にもやっかいな症状が出現!「もう、春が来るのがつらい」といった嘆きがあちらこちらから聞こえます。花粉症は、おもに2~4月ごろから飛ぶスギ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギなどの花粉が、それにアレルギーを持つ人に作用して起こります。前年の夏が暑いとスギ花粉などの量が増えるので、ご注意を!

花粉が目に作用すると、アレルギー性結膜炎を起こし、鼻なら鼻炎症状、気道なら気管支ぜんそくなど、いろいろな症状があらわれます。カモガヤによるものが症状が重いようです。アレルギーは、原因となるものからできるだけ遠きかることが、もっとも確かな予防策です。とはいえ、いたるところに舞う花粉から完全に逃げ切ることは不可能。できるだけ早い時期に、眼科などを受診して、自分に合った薬を処方してもらうのがおすすめです。

おしゃれだけでは、もったいない。カラーレンズ、大活躍!

カラーレンズは、色によって、それぞれ“得意分野”を持っています。おしゃれな外観だけでなく、役に立つ“性格”を熟知して、使いこなしたいものです。

●黄色いレンズ

黄色いレンズは、見え方を明るく鮮明にしてくれます。曇天、霧の日の運転やスキー、ハンティングにも便利。

●ブラウン系のレンズ

強い日差しの下では、まぶしさを防ぎ、熱線もカット。日陰でも明るく見え、用途の広いレンズ。

●グリーン系のレンズ

短波長の紫系の色、長波長の赤系の色、両端の色の吸収率が高いので、ソフトな感じに見えます。

●スモーク(青灰色)のレンズ

可視光線の全域にわたって、均等に色を吸収。全体に暗くなりますが、明るいところでは色の区別が楽になり、まぶしさも押さえます。目にソフトな感じを与えるレンズです。

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