老眼鏡とルーペ(拡大鏡)はどう違う?

メガネの知識


●老眼鏡とは・・・
「目のピントを合わせる手助けをするメガネ」
老眼鏡は、目の調節機能を補助し、見たい距離で手元のピントを合わせるものです。
近くが以前より見づらく感じ始めた方におすすめです。文字がはっきり見えます
。

●拡大鏡とは・・・
「単に文字や物体を拡大するメガネ」
ルーペ(拡大鏡)は、物を単に拡大するだけのものです。
細かい物をよりよく見たい方、裁縫やネイルなど細かい作業をしている方に特におすすめです。年齢問わずお使い頂けます。

※強めのレンズ度数の老眼鏡は、かなり近い距離でピントを合わせることもできます。
その場合、物が近づくことで当然大きく見えるので、ルーペのような使い方になります。

メガネ型のルーペを購入するとき、大きく見える方が良いと思って、とにかく倍率の高いものを選んでいませんか?
実は倍率の高いルーペを選んでも、自分の目の状態によっては、「見たいものをかなり近づけないとピントが合わない」とか「大きくは見えるけどぼやけている(ピントが合っていない)」ということになります。

本当に拡大することを目的にルーペを購入しているならば、それでも問題ありません。
しかし、ルーペはかなり近いところでの作業に適したものです。
「思っていた見え方と違う!」と思った場合、実は、本当に必要なのはルーペではなく老眼鏡なのです。
老眼鏡は、自分の目の状態と見たい距離に合わせて、レンズの度数を選びます。

【ルーペの倍率とレンズ度数の対応表】
●ルーペの倍率    ●レンズ度数
約1.3倍       +1.00
約1.4倍       +1.50
約1.5倍       +2.00
約1.6倍       +2.50
約1.8倍       +3.00
約1.9倍       +3.50
約2倍        +4.00

●レンズ度数の目安を確かめるには・・・
約50センチほど離れたノートパソコンの画面を見たいとき。
約20センチほどの手元でネイルや手芸、精密作業をしたいとき。
目と指の間の距離を測るメジャーさえあれば、見たい距離に合わせたレンズ度数の目安を確かめることができます。

●老眼鏡とルーペの使い分け
・[老眼鏡]:見たい距離が決まっているとき。
・[ルーペ]:一時的に拡大して見たいとき。
・[強い度数の老眼鏡]か[メガネ型ルーペ]:一時的に拡大して作業したいとき。
・[強い度数の老眼鏡]か[弱めの度数の老眼鏡+メガネ型ルーペ]:しっかりピントを合せて、さらに大きく見たいとき。

用途に応じて使い分けるのがポイントです!

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